AI速報速報エージェント・コーディング

GitHub Code Qualityが有料で正式提供:月10ドルだけではない3つの課金

先に結論

GitHub Code Qualityはコードの保守性と信頼性をPRや標準ブランチで検査し、修正候補まで提示します。公開テストから有料へ移ったため、機能より先に対象リポジトリと3層の課金を確認する必要があります。

VERIFICATION複数一次情報
PRIMARY SOURCES4件
LAST CHECKED2026/07/22
GitHub Code Qualityが有料で正式提供:月10ドルだけではない3つの課金の図解
QUICK ANSWER要点
  • GitHub Code QualityはGitHub TeamとEnterprise Cloud向けで正式提供されました
  • PRと標準ブランチをCodeQL規則とAIの両方で検査し、Copilot Autofixを提示します
  • 料金はactive committer月10ドル、AI Credits、GitHub Actions minutesの3層です
  • 検出とAutofixにCopilot契約は不要ですが、cloud agentへの修正委任には必要です
  • 公開テストから使っていた組織は有料で動き続けるため、有効範囲の確認が必要です

GitHub Code Qualityは2026年7月20日、GitHub TeamとGitHub Enterprise Cloud向けで正式提供されました。Pull Requestに入った品質問題を検査し、修正候補まで出す機能です。

同時に確認すべきなのが料金です。active committer 1人あたり月10ドルだけではありません。AI機能が使うGitHub AI Creditsと、CodeQL検査が使うGitHub Actions minutesも別に発生します。

公開テスト中に有効化していた組織では、再設定なしで動き続けます。無料期間が終わったから自動停止するわけではないため、管理者は対象リポジトリを先に確認する必要があります。

PRを2種類の検査へ通す

Code Qualityは、コードの信頼性保守性を主に確認します。

  • 信頼性: 異常終了、誤った条件分岐、安全でないエラー処理など
  • 保守性: 重複、複雑すぎる処理、未使用コード、保守しにくい書き方など

検査は2層です。

  1. CodeQLによる規則検査: 既知の問題パターンを決められた規則で検出する
  2. AIによる検査: 既存規則だけでは拾えない変更をモデルが解析する

Pull Requestではgithub-code-quality[bot]が該当箇所へコメントし、可能な場合はCopilot Autofixによる修正候補を表示します。Pull Requestは、変更内容を共有し、確認後に標準ブランチへ取り込む仕組みです。

標準ブランチへ入った後のコードも対象です。リポジトリのダッシュボードに既存の品質問題を表示し、保守性と信頼性の状態を追えます。

正式提供で増えた5つ

公開テスト後に追加された主な機能は次のとおりです。

機能できること
組織全体の有効化複数リポジトリへまとめて適用する
組織ダッシュボードリポジトリごとの保守性と信頼性を比較する
コードカバレッジ表示テストが通ったコードの割合をPR上で確認する
品質ゲート基準未達のPRをrulesetで止める
API有効化状態と検出結果を管理・取得する

コードカバレッジの取り込みはCobertura XML形式に対応します。これは、テストがどのコードを実行したかを記録する共通形式の一つです。

rulesetは、ブランチやPull Requestへ適用するルールの集合です。品質問題の重大度やカバレッジの最低値を決め、条件を満たさない変更を取り込めないようにします。

料金は3つに分かれる

料金を「1人月10ドル」とだけ理解すると、請求の全体を見誤ります。

課金何に対して発生するか確認場所
active committer有効なリポジトリへ過去90日以内にcommitがpushされた人ライセンス見積もり
GitHub AI CreditsAI検出とCopilot Autofixが使うモデル処理AI Creditsの利用量
GitHub Actions minutesCodeQLの規則検査を動かす時間Actionsの利用量

active committerは、Code Qualityを有効にしたリポジトリへ、過去90日以内にcommitがpushされた人です。commitを作った日ではなく、リポジトリへpushされた日で判定されます。

同じ人が複数の対象リポジトリへ参加しても、組織内では1人として数えます。GitHub Appのbotアカウントは対象外です。公式発表の標準価格は1人あたり月10ドルですが、実請求には契約割引や税が影響する場合があります。

AI Creditsは、AIモデルを使う処理量の共通枠です。GitHubの料金文書では1 AI Creditを0.01ドルとしています。Code Quality専用の無料AI枠ではなく、組織の共通AI Creditsから消費します。

CodeQL検査はGitHub Actions上で動くため、GitHubが用意する実行環境を使えばActions minutesも消費します。自社管理の実行環境を使う場合でも、運用コストがなくなるわけではありません。

Copilot契約が必要な場所、不要な場所

名称にCopilot Autofixと入っていますが、GitHubは次の機能にCopilot契約は不要と説明しています。

  • AIによる品質問題の検出
  • Copilot Autofixの修正候補を表示・適用

一方、検出した問題の修正作業をCopilot cloud agentへ委任する機能にはCopilot契約が必要です。cloud agentは、GitHub側の実行環境でコードを変更し、Pull Requestを作るエージェントです。

つまり、修正候補を人が確認して適用するところまではCode Qualityの契約範囲です。修正作業そのものをエージェントへ任せると、別にCopilotの条件が加わります。

CodeQL規則が対応する言語

正式提供時点で、CodeQLによる規則検査の対応言語は次の7つです。

  • C#
  • Go
  • Java
  • JavaScript
  • Python
  • Ruby
  • TypeScript

AI検査は、これ以外の言語を含む最近の変更も対象にできます。ただし、規則検査とAI検査は同じ保証ではありません。対象言語外でもすべて同じ深さで検査される、と受け取らない方が安全です。

また、提供対象はGitHub TeamとGitHub Enterprise Cloudです。GitHub Enterprise Serverでは、正式提供開始時点で利用できません。

公開テストで使っていた組織は今すぐ確認

GitHubは、公開テストで1万を超える企業がCode Qualityを実行したと説明しています。既存利用者は移行や再設定が不要で、設定を維持したまま有料製品へ移りました。

無料期間の終了と同時に停止したと思っていると、意図しない範囲で検査と課金が続きます。次の順で確認します。

  1. 組織のSettingsからCode qualityを開く
  2. Repository accessが全体、選択式、条件指定のどれか確認する
  3. 対象リポジトリのactive committer見積もりを見る
  4. AI Creditsの予算と通知を確認する
  5. Actions minutesの利用量を確認する

不要なら、リポジトリまたは組織単位で無効化します。使う場合も、最初から全リポジトリへ広げる必要はありません。

最初は1〜3リポジトリで試す

GitHubの導入文書も、小さな対象で試し、品質の基準値を調整してから広げる方法を勧めています。

最初の対象は、次の条件で選ぶと判断しやすくなります。

  • PRが定期的に作られている
  • 対応言語が中心になっている
  • テストとカバレッジ報告がある
  • 誤検出を判断できる担当者がいる
  • active committer数とActions利用量を追える

確認したいのは指摘数の多さではありません。merge前に直せた問題、誤検出、増えた待ち時間、AI CreditsとActions minutesを一緒に記録します。

GitHubは自社内でCode Qualityの指摘の67.3%をmerge前に解消したと報告しています。これはGitHub社内の結果であり、他の組織でも同じ割合になる保証ではありません。自分のリポジトリで品質改善と費用が釣り合うかを、小さな導入で測る必要があります。

QUESTIONS

よくある質問

GitHub Code Qualityは個人の無料リポジトリで使えますか?

公式文書では、組織所有のリポジトリを対象とし、GitHub TeamまたはGitHub Enterprise Cloudが必要です。個人向け無料機能としての案内ではありません。

Copilot契約がなくてもAutofixを使えますか?

GitHubは、Code QualityのAI検出とCopilot AutofixにはCopilot契約が不要と説明しています。修正作業をCopilot cloud agentへ委任する機能にはCopilot契約が必要です。

月10ドルだけで利用できますか?

月10ドルはactive committer 1人あたりの基本ライセンスです。別にAI機能のGitHub AI Creditsと、CodeQL検査のGitHub Actions minutesが発生します。

公開テストで有効にした設定は止まりますか?

GitHubは移行や再設定は不要で、そのまま有料製品として動き続けると案内しています。不要な請求を避けるには、有効な組織とリポジトリを確認して無効化します。

PRIMARY SOURCES

一次情報・出典

主要な判断は、以下の公式発表・公式文書を基準にしています。

  1. 01
    GitHub Code Quality is now generally available GitHub Changelog/確認日 2026/07/22
  2. 02
    GitHub Code Quality GitHub Docs/確認日 2026/07/22
  3. 03
    GitHub Code Quality billing GitHub Docs/確認日 2026/07/22
  4. 04
    Enabling GitHub Code Quality GitHub Docs/確認日 2026/07/22